地質遺産の継承

犬吠埼の白亜紀浅海堆積物 ← 国指定天然記念物(2002年指定)

 銚子市は、昨年9月、「日本ジオパーク・ネットワ-ク」の会員に認定されましたが、それより10年前の2002年
3月、
銚子半島東海岸の「犬吠埼の白亜紀浅海堆積物」が、印西市の「木下貝層」とともに、
文化庁によって、
14~15番目の天然記物に指定されました。

 これは、千葉県では、1970年1月の「笠森寺自然林」以来、32年振りの、今なお、最新の指定です。

 一方
、「渡海神社の極相林」・「猿田神社の森」・「千騎ヶ岩」・犬吠埼産出のアンモナイトが、それぞれ、
1959年・1974年・1975年・
2006年葉県教育委員会によって、県指定天然記物に指定されています。
 

 しかし、一つの地質時代を代表する地層が、国の天然記物に指定されたことは、千葉県では2002年の2件が
初めてです。
 しかも、
「犬吠埼の白亜紀浅海堆積物」のような、1億年以上前の地質時代に関する国指定は、千葉県で
初めてのことで、大変に意義深いものです。 

 

 今回は、都心に比較的近い観光地である、銚子半島東海岸の数ある観光地の中でも、一番人気の「犬吠埼」
について、「銚子ジオパーク」の参考資料として押さえておきたい、
当時の指定最終議案と添付図面を、当局の
許可を得て、
銚子内外の皆様に公開します。
 以下の画像ないし下線付きの文字列をクリックすると、PDFファイルが立ち上がり、閲覧・印刷が可能で
 


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